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投資に関する個人的なメモ

2024年4月第1週の相場考察&レビュー(04/01-04/05)

ToC

先週の振り返りと今週の見通し

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スケジュール

4/1
22:45 製造業購買管理者指数 (3月)
23:00 ISM製造業
4/2
00:30 3ヶ月物短期米国債入札
00:30 6ヶ月物短期米国債入札
03:00 Atlanta Fed GDPNow (Q1)
23:00 JOLT求職 (2月)
4/3
05:30 米国石油協会 週間原油在庫
21:15 ADP
22:45 サービス業購買部協会景気指数 (3月)
23:00 ISM非製造業
4/4
01:10 FRBパウエル議長発言
21:30 失業保険申請件数
4/5
00:30 4週物短期米国債入札
00:30 8週物短期米国債入札
21:30 失業率 (3月)

まず先週の入札

  • 03m $98.677972
  • 06m $97.419139
  • 02y $99.820388
  • 05y $99.508988
  • 07y $99.639057
  • 01m $99.588944
  • 02m $99.179444

金利だが月曜時点では10yが4.2%ジャスト、05yが4.2%割れに到達。超長期と超短期がやや上がり気味の横ばい。ただしHYGが下がっており金利上昇を嫌って先行して下落しているかもしれない。月曜時点では金利動向がかなり心配である。

以下、執筆時点は月曜夜。

金利

超長期は金利低下気味なので大きな心配は無用だと思われるが月曜時点では短期を中心に金利が再び上昇傾向をみせており、かなり不穏。長短金利差もゼロに近づく動きが再開しており、また月曜のISMが改善傾向を示したことも心配のタネ。押し目買いを狙う人が多いと見られるが、浅い下落で安心して買い向かう感じもあり、楽観の度合いが過ぎる可能性がある。というのも長らく70以上だったfear and greedがついに滑落をし始めており、金利が下がってほしいところ債券も売られる状況はマーケットには厳しい。

米株

金利にダウが反応していたが、押し目となって買い向かったフシがある。特に半導体はすでに一服ついていたこともあり買われたようにみえるが、これがショートカバーであった場合はバイクラっぽくなりあまりよくない。ラッセルが一気に冷え込むかどうかで次のトレンドが作られそうである。

日本株・ドル円

ドル円はあきらかに金利に左右されており、株の割にドル円は下げない模様。これが日本株の支えにはなるだろうが半導体の動きにはやはり逆らえないので、半導体6割ドル円3割くらいの塩梅で影響を見ておくべきだろう。ドル円が急落しないことを踏まえても月曜急落で一旦下は十分探ったように見える。

商品

金は急騰しており、金利とは逆行している。もはや金利ではなく実需も交えて強く買われているとしか考えられず、米国だけでない、世界的にインフレ再燃を懸念しているように思われる。唯一先行して利下げに入ったのはスイスだが財政が他国に比べ圧倒的に健全なので例外と見るべきだろう。EUが利下げ米国に先だって利下げしそうだが、そうなると米国への利下げ圧力となるとみえ、そのときはまた商品上昇の火種となりそうだ。

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